日々のバリゾーGON

日々の罵詈雑言を書き連ねた日記です

閊え

一昨日から一泊で帰省して、昨日の夜帰ってきました。更新が出来なかったのはそのためです('ω')

ステイホームしないといけないのでしょうが、父が脳梗塞後の片麻痺になり、母には力がないので、お風呂はディサービスで週二回しか入れておらず、帰省の際に介護の仕事をしている私が入浴を手伝っているのです。本当は年末に行って綺麗な体で新年を迎え、三が日は毎日入ってほしかったのですが、数年に一度の寒波のせいで年が明けてからの帰省になりました。

息子が今日からアルバイト始めなため、一泊二日になってしまいました。

しょうがありません。

帰省中に母から衝撃的なことを聞きました。

いえ、9割方分かっていたことですが、改めて聞くと結構ショックでした。

12歳の時のある夜の出来事。

祖父が突然行方不明になり、みんなで探していました。誰かが見つけて「柿の木にいる!」と。母親と祖母は私に「家から出るな、隠居(祖父と祖母の家)へは行くな」と強く言いました。一時間ほどして、隠居へ行くことが許され、中に入ると祖父が寝ていました。医者がいて「見てやって」と言われ、見ると祖父は白い顔でいかにも息をしていないことが分かりました。

私は悲しいというより、気持ち悪くて「ひッ!」となってしまい、まじまじと見ることが出来ませんでした。医者は「心臓発作でね‥」と大人たちに説明していました。

それからお通夜とお葬式をして祖父とはお別れしました。

祖父は心臓発作で亡くなりました。

でも、柿の木にいたんです。「心臓発作」医者の言葉が私の心に何十年も引っかかることになりました。

いつもは忘れていますが、ふと考えることが今まで幾度となくありました。柿の木と心臓発作‥?何かおかしい。辻褄が合わない。

その結論は数年前のある日、ふと出ました。「そうか!医者は心臓発作ってことで片付けたんだ。昔は偽造じゃないけど、体裁よく伝えたりしたから、本当は自殺だったんだ!」と。

子供の私は医者の言うことを信じていましたが、納得していなかったのです。その結論が出たのは、随分と大人になってから。色んな人生経験を積んでから出た答えでした。

祖父は自殺だった。それを昨日、母からちゃんと聞いて、子供の頃から持っていた心の閊え(つかえ)が取れました。

新年に閊えが取れて、また新たな人生の門出になったかもしれません。

長くなってしまいました。それでは。